あなたも言われたことあるのではないでしょうか?
「君は何を目指してるの?」という質問。
筋トレをして一生懸命鍛えていると、筋トレしていない人からこの質問をくらうことが度々出てきます。
これ、マジ愚問っすよね。
なんでこのような愚問が発生してしまうのか?考えてみました。
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君は何を目指してるの?と言われる理由
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理由1. 何かを目指すことが良しとされる世の中だから
この愚問が発生してしまう背景から考えてみましょう。
小学校から、何か夢を持つことが大事で、将来なりたい職業を決めることを求めるのが日本の教育です。
そうすると、小学生は自分の知っている少ない職業の中から「野球選手」「パン屋さん」「学校の先生」などの職業を絞り出し、将来の夢としてプリントに記入するわけですね。
夢を記入したら、「じゃあそのために一生懸命勉強しようね!」とか、「レギュラーになるために頑張ろうね!」となるわけです。。。。
つまり、小学生もっと言えば幼稚園生くらいから、何かを目指して努力することが美しいと教えられてくるのです。
このような背景のもと、日本では
何かを一生懸命頑張っている = 何かを目指している
このように捉えられてしまうようです。
だから、もし筋トレを一生懸命頑張っている場合は、、、、
・筋トレを一生懸命頑張っている=>何かのスポーツを上達して優勝することを目指している
または
・筋トレを一生懸命頑張っている=>ベストボディジャパン優勝を目指している
みなさんこのように考えちゃうんです。
もちろん大会を目指して筋トレしている人もいますが、そうじゃない人の方が多いと思います。私も大会を目指して筋トレしているわけではないです。
ただ単純に、かっこよくなりたいからやっているだけですよね。。。。
理由2. <筋トレ=かっこよくなるための手段>という方程式がないから
でも不思議ですよね。
例えば、おしゃれに気を使っている人に対して、「君は何を目指してるの?」と聞く人は少ないでしょう。
それは、
おしゃれをしている=>かっこよくなりたいと思っている
という方程式が多くの人の頭の中で出来上がっているからです。
しかし、どうやら今の日本では、
筋トレを一生懸命頑張っている=>かっこよくなりたいと思っている
という方程式が頭の中にある人が少ないようです。
だから、筋トレしてるってことは何を目指しているんだ???と皆さん混乱してしまって、「君は何を目指してるの?」と聞いてくるんですね。
また、おしゃれには努力、頑張るというイメージがないのに対して、筋トレには忍耐、努力、頑張る、ストイックのようなイメージが付いています。
このような大変なイメージがついているというのも、「努力しているということは何かを目指しているのでは??」という発想に至ってしまう理由の1つだと思います。
何か1つを目指す必要はない
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以上の理由を踏まえまして、ここからは「何を目指してるの?」という質問がいかに愚問かという説明をしていきたいと思います。
まず1つ目の「何かを目指すことが良しとされる世の中だから」という理由からですが、
そもそも何か1つを目指さなければいけないのでしょうか?
例えば今、「バスの運転手」を目指すとするじゃないですか?
でも10年後にもしかしたらその職業はないかもしれませんよね?
バスの運転手はそのうち全員ロボットになるでしょう。そもそも自動運転がスタンダードになったら運転手という概念さえ存在しないかもしれません。
逆に、今の私の職業であるiOSエンジニアは、10年前にはなかった職業です。10年前にiPhoneはありませんからね。
これは、職業に限った話ではありません。
子供のころ甲子園を目指すと決めていても、10年後は高校野球において甲子園で野球をすることの価値が下がっているかもしれません。
このように、変動の多いこのご時世において、何か1つのものを目指すことは非常にリスクの高い行為となっています。
だから、何か目指すものをいちいち決めないで、やりたいと思ったものはどんどんやるべきです。それがたくさんあってもいいと思います。
筋トレをやったらベストボディジャパン目指さなきゃいけないわけじゃないし、ブログ書いたらプロブロガーにならなきゃいけないわけじゃないし、会社に入ったら部長を目指さなきゃいけないわけでもありません。
ぶっちゃけ何も目指さなくていいと思います。やりたいことを一生懸命やればいいのです。
そもそも筋トレはライフスタイル
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いや、そもそもですよ。
筋トレは何かを目指してやるとか以前にライフスタイルですよ。
だから先ほど理由2で述べた「<筋トレ=かっこよくなるための手段>という方程式がないから」という問題も論外です。
筋トレすることは当たり前のライフスタイルなのです。
歯磨きと同じですね。
まとめ
ということで本日は、「何を目指してるの?」という質問は愚問だという話でした。
まとめますと、
・何かを目指す必要がそもそもない
・筋トレはライフスタイルだから目指すとかそういう次元ではない
というのが今回言いたかったことです。
我々は、このような愚問が飛ばなくなる日本を目指していかなければなりませんね。
そのためにまず我々が筋トレしてカッコよくなるのが解決策です。
筋トレして日本から愚問を消しましょう!
では!