以前、こんな記事を書きました。
この記事では、日常のイライラはベンチプレスにぶつけるのがオススメであると提唱しています。
しかし、今回新たな仮説を立てました。
それは、ベンチプレスなどのプッシュ系は憎しみをぶつけた方が、そしてチンニングなどのプル系は自分にご褒美をあげた方がパワーが出るということです。
本日はこの仮説について考えていきたいと思います。
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感情を活用すると挙上回数が増える!?
非科学的に聞こえますが、筋トレにおいて感情というものは非常に重要です。
重いものを持ち上げるにあたって、興奮状態にあった方がパワーが出るのは間違いないことでしょう。
それは、アドレナリン、テストステロンなど、様々なホルモンが脳内で分泌されることから引き起こされる、とても科学的な現象なのです。
しかし、一言に感情といっても様々です。
ネガティブなものなら、怒り、憎しみ、嫉妬などなど。
ポジティブなものなら、優越感、達成感、全能感。。。
これらの感情を適切なタイミングで用いることによって、筋トレのパフォーマンスを上げることが可能だと考えています。
筋トレの種類によって感情を使い分ける
私は、筋トレを大きく2つに分類することができると考えています。
それは、プッシュ系とプル系です。
「押す」と「引く」です。
脚であろうが腕であろうが、「押す」もしくは「引く」動作に分類できるのです。
腕の種目であれば、アームカールは引いていて、トライセプスエクステンションは押していますよね。
この2種類の筋トレですが、異なる感情の使い方をした方が有効なのではないか?と考えました。
押す系と引く系、それぞれ説明していきます。
押す系(プッシュ)
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代表種目は、ベンチプレス、スクワット、トライセプスエクステンション。
これらの種目は、以前イライラをぶつけろ!の記事でも書いた通り、ネガティブ感情をバーベルにぶつけていく方がパフォーマンスが上がると考えています。
なぜ押す系の種目において、ネガティブな感情をぶつけた方がパフォーマンスが上がるのでしょうか?
それは、押すという動作が攻撃的動作だからです。
相撲やレスリングなどをイメージしてください。人間同士が戦うときって、押して攻撃しますよね。
技によっては自分の方に引きつける動作もありますが、引いたとしても最終的に地面に押し付けて衝撃を与えるのがほとんどです。
このように、押すという動作は人間の本能的に攻撃の動作であると考えることができます。
動物が攻撃的になるのは、相手から何かを奪うときや怒ったときですよね。
そのとき感情は必ずネガティブです。
ベンチプレスやスクワットというのは、身体にとっては攻撃の動作と同じなのです。それがバーベルなのか敵なのかを身体は知りません。
ってことで、押す系の動作は攻撃的な感情を作って行うために、ムカつくやつや嫌いなやつを思い浮かべて取り組むのが、パフォーマンス的には良さそうです。
引く系(プル)
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一方のプル系は、どうでしょうか?
筋トレにおけるプル系は、デッドリフト、ベントオーバーロウ、チンニング、クリーンなどの背中の種目が多いですね。
そのほとんどは、バーベルやダンベルを自分の身体に近づける動作をします。
敵を自分の身体に引き寄せたりはしませんよね?
だって危険ですから。
一方で、愛している人は自分の身体に引き寄せたいはずです。
この女の子を是非引き付けたい!とか思いますもんね。笑
と、考えると、引くという動作は愛のある動作であると考えることができます。
その感情はポジティブです。
ということで、チンニングなどのプル系の種目のパフォーマンスを高めるには、
「チンニング10回できたら大好きな〇〇ちゃんと付き合える!」
「デッドリフト200kgできたら、焼肉食べ放題だ!」
などなど。
できたらご褒美を上げるという気持ちで取り組んだ方が、やる気が出るように思います。
その反対に、ムカつくやつを思い浮かべながらのチンニングはなんだか捗らないはずです。
これは実際に筋トレをしてみると分かります。プル系種目は、ポジティブな感情の方が頑張れるはずです。
まとめ
以上、押す系と引く系種目によって、自分の感情をコントロールしてみよう!という話でした。
ネガティブな感情ってよくないと思われがちですが、筋トレのエネルギーに変換できるならお得ですよね!
感情を使って、一回でも多く重いおもりをもちあげましょう!
では!