リストストラップに関する記事は沢山書いていて、
などなど、背中を鍛えるのには必要不可欠なアイテムであると同時に、使い方には注意を払わなければいけないことを今まで述べてきました。
前回のデッドリフトでリストストラップを使う時に注意すべきことにおいて、リストストラップのベルト位置をずらせば肘痛は解決するという結論に至っていましたが、どうもそれもあまり効果がないことが最近分かってきました。
本日はリストストラップの巻く方向の注意点についてお話しします。
基本的な巻き方
基本的なリストストラップの巻き方は、図のようにベルトが親指と人差し指の間を真っ直ぐ通り抜けていくように行うのが良いと言われています。
確かにこの巻き方ですとオーバーグリップ(順手)でバーベルを持った時にしっかりと固定しキープすることができます。
しかし、これってオーバーグリップやアンダーグリップなど、両手共に同じ向きでバーベルを握ることを想定して推奨されている巻き方なのでは?と思ったのです。
オルターネイトグリップでは状況が違うと。
オルターネイトグリップ
オルターネイトグリップですと、私のデッドリフトの場合、右手はオーバーグリップ、左手はアンダーグリップです。
関連記事:筋トレで登場する様々なグリップ(バーベルの持ち方)
左右手のひらの向く向きが違うわけです。
左右逆なのに、巻き方は同じで良いのでしょうか?
図を見てわかるように、オルターネイトグリップで普通にリストストラップを巻くと、、ストラップのベルトが同じ向きに巻かれています。
ということはですよ!オーバーグリップやアンダーグリップと手首への荷重のかかり方が変わってしまうわけです。
比較してみる
では、オーバーグリップ、アンダーグリップ、オルターネイトグリップの3つを比較してみましょう。
棒をバーベルと見立たてたとき、手首にかかる荷重の方向を矢印で示しています。
オーバーハンド
両手首とも内側に荷重がかかります。
アンダーハンド
これは両手首とも外側に荷重がかかります。
オルターネイト
これだけ違うんです。左手だけ外側に荷重がかかっています。
これが私の肘痛の原因ではないかと思ったのです。
というのも、おそらく肘は外への荷重に弱いからです。
ベストな巻き方
一般的なリストストラップの巻き方は以下でした。
しかし、今回の分析をふまえ、オルターネイトグリップにおける左手のベストな巻き方はコレ。
左手だけコレにするのです。
そうすれば、左手首の荷重も内側にかかり、肘への負担がオーバーの時と同じになります。
この理論で行くと、アンダーハンドグリップでも両方この巻き方で行った方が肘には優しいことになります。
そちらは別で検証が必要ですが、アンダーハンドグリップで特に肘痛を感じたことはないので、気にせず行きます。
まとめ
以上、本日はリストストラップの巻き方について自分なりに分析したことを書きました。
重量が160kgを超えたあたりで、この肘痛に悩みました。
壁にぶつかった時に人間は間違いに気付くのですね。。。。笑
では!